お疲れ様です。
先日日銀の黒田東彦総裁が、2013年から行ってきた金融政策について今後修正することが発表されました。(修正内容については後述)今回の修正を受けて、日経平均などの株価指数をはじめ、多くの個別銘柄もショートされる動きを見せました。ですが、僕自身は特に驚くことなくむしろ想定範囲内でした。以前紹介したブログ記事でも、日銀の金融政策についての限界について紹介しました。
【金融政策の弊害?】将来、日本株の大暴落が起こるかもしれないたった1つの理由!!
金融政策の修正が行われた今回の出来事ですが、今後も同様の修正が加えられることはあっても、金融政策自体が取り止められることは当面はないと考えています。今回は、なぜ金融政策が取り止められることはないのか、について先日の修正内容と共に説明していきます。
Index |
修正された金融政策の内容とは ? |
なぜ金融政策が修正されても、株価は上がり続ける ? |
修正された金融政策の内容とは ? |
冒頭でも記したように、今回日銀がこれまで実施してきた金融政策に修正を加えることが発表されました。
ポスト黒田も異次元緩和 日銀、長期戦へ政策修正
そもそも、なぜ政策の修正がなされることになったのでしょうか? 理由としては、以下の2つがあります。(詳細は下リンクへ)
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- マイナス金利による金融機関の負担増の軽減
- 日銀のETF購入の勢いを落とすため
【金融政策の弊害?】将来、日本株の大暴落が起こるかもしれないたった1つの理由!!
もっと簡潔にいうと、
市場が楽観的の時は日銀の引き締めを緩め、逆に悲観的な時はしっかりと引き締めるという、メリハリをつける!!
では、どのような修正が加えられたのでしょうか? 日経新聞HPからわかりやすい表が出ていました。

さらにさらに簡潔に2つの要点でまとめると、
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普段は低金利だけど金利をつけ、ETFとREITの買い付けも抑え目にする。
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コロナショックやリーマンショックのような悲観ムードの時は、躊躇いなくマイナス金利に設定し、ETFやREITを購入していく。
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というものです。このようにメリハリのある政策によって、これまでの金融政策によって発生した副作用をできるだけ抑えようとする狙いがあります。
では、ここまで政策変更をしてまでなぜ金融政策をし続けるのか、そしてなぜ金融政策によって株価が上がり続けるのかについて、次ページで説明していきます。
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